「SPY×FAMILY」の第21話のあらすじと感想
コードネーム「夜帷」、女には野望があった・・・・・・・
今日もまた朝食作りに失敗するヨル。
そんな彼女が洗い物をしているところに来客が訪れる。
彼女の名はフィオナ、「夜帷」その人である。
ロイドが留守である事を知っての上で、適当な口実の下にフォージャー家に入り込むフィオナ。
ヨルに出されたお茶を飲みながらヨルを排除しようと思索するフィオナ。
そんなさなか、犬の散歩から帰って来るロイドとアーニャ。
フィオナが家にいる事に訝しむロイド。
スパイならではの会話術でお互いにやり取りを交わすふたり。
そんなふたりのやり取りを超能力で観察するアーニャ。
そしてフィオナからアーニャに流れ込んでくる思念、それは
「ロイド先輩、すき~~~~~~~!」という感情だった。
コードネーム「夜帷」、彼女の野望はロイドのお嫁さんになる事だった。
そんな彼女の思考を読んで、呆然とするアーニャ。
またロイド帰宅前のフィオナとのやり取りで、
嫁としての自分に自信を失っているヨルもいた。
ヨルが入れてくれたココアをこぼしてしまうアーニャを見て、
自分が嫁になった際には1カ月でステラ製造マシーンに改造してみせると心の中で豪語するフィオナ。
そんな彼女の思考を読んで、断固拒否するアーニャ。
スパイ会話術でロイドに妻役の交代を進言するフィオナ。
そんな彼女の行動に対し、
自分がロイドとヨルとボンドの元にいられる幸せを、その場のみんなに伝えるアーニャ。
そんなアーニャの言動に触発されて、自分も妻として頑張るとロイドに伝えるヨル。
そんなヨルに対し、すでに十分に頑張っていると話すロイド。
そのロイドの言葉に感激するヨル。
そしてそんなロイドのヨルに向ける笑顔の向こうに、微細な本音を感じ取るフィオナ。
適当な口実を言って、お暇しようとするフィオナ。
外が雨だったので、傘を渡そうとして後を追うロイド。
追いついた際、フィオナから今度の任務は2人で担当する事を告げられるロイド。
じっと本音を隠しながら、
自分の方が妻役にふさわしい事を証明して見せると心に誓うフィオナだった。
時は移り、
アーニャと一緒に寝ていたペンギンのヌイグルミが、
朝起きたらズタズタになっていた。
犯人はボンドだった。
「ボンドなんて嫌い!」と泣き叫ぶアーニャ。
そんなアーニャに対し、ペンギンは自分が直すと言うヨル、そしてロイド。
またボンドもまたアーニャに対して謝罪の態度を取るのだった。
アーニャはボンドの謝罪を受け入れ、ペンギンと共にまた仲良く遊ぶのであった。
フィオナが氷の様な無表情の下でロイドに対する本音を吐露し、
ヨルとアーニャに対し敵意にも似た感情を隠しているところが面白く、
魅力的な登場人物だと思った。
そんな彼女に対するアーニャのツッコミとも取れる対応が可愛かった。
ただ一人、何も状況を分かっていないヨルの天然的な反応もよかったし、
それに対するロイドの接し方も温かみが感じられてよかった。
またボンドが初めて見せた人間的とも取れる態度が、
キャラの一面が引き出されていて面白かった。