「SPY×FAMILY」の第46話のあらすじと感想(ネタバレあり)

「SPY×FAMILY」の第46話のあらすじと感想(ネタバレあり)

 一連のバスジャック騒動が無事に幕を下ろし、事態の解決に一役買った功績が認められ、
アーニャたちのもとに念願だった栄誉の証がついに授けられます。
 初めての受章に胸を熱くして喜ぶベッキーの隣で、アーニャの方は誇らしさのあまりすっかり浮かれてしまい、
周囲に対してちょっと得意げな態度を見せ始めます。

 これまで地道に積み重ねてきた実績が形になったことで、自分への手応えと自信をぐんと強めていくアーニャ。
 大きな事件を乗り越えたあと、少しずつ落ち着きを取り戻していく学校の日常の中で、
彼女の心境の変化に焦点が当てられる一話です。



 バスジャック編という重いシリアス展開が続いたあとに、こういう肩の力の抜けたエピソードを挟んでくれるバランス感覚は、やっぱりこの作品の得意技だなと感じました。

 まず、アーニャたちがついに〈星ステラ〉を手にする場面には、素直に胸が熱くなりました。
 これまで数々のトラブルに巻き込まれながらも、コツコツと(時には偶然も交えつつ)頑張ってきたアーニャにとって、これは正当な報酬というより、命がけの状況を乗り越えた末のご褒美という意味合いが強く感じられて、
感慨深いものがありました。

 一方で、ベッキーが素直に喜びを噛みしめているのに対して、
アーニャがすっかり調子に乗ってしまうという対比が地味に面白かったです。
 命の危険を経験したはずなのに、栄誉を手にした途端に浮かれてしまうところが、
いかにも子供らしくて微笑ましい。
 深刻な事件を通り抜けてもなお、根っこの部分は変わらないアーニャらしさが保たれているのが、
逆に安心感につながりました。

 ただ、この「調子に乗る」描写は、単なるギャグで終わらない気もしています。
 これまで積み重ねてきたステラやトニトの数を自分の手応えとして自信に変えていく過程は、
アーニャというキャラクターが少しずつ成長していることの表れでもあるはずで、
この慢心がのちのち痛い目を見るフラグになるのか、それとも本当に自信として良い方向に転がっていくのか、今後の展開が気になるところです。

 シリアスな事件のあとにこういう「日常への軟着陸」を丁寧に描いてくれると、
キャラクターたちがちゃんと地に足のついた生活を続けているんだという実感が持てて、視聴していて安心します。            派手な見せ場のない回ではありますが、
こういう回があるからこそ次の緊張感ある展開にも安心して身を委ねられる、
良い意味での「箸休め」だったと思います。

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